絶食と抗生剤の点滴による治療が始まりました。

はじめての入院ということで緊張、というかストレスなのかお腹が空きません。
まー痛いから当然といえば当然なのですが。なので今のところ絶食については何の苦もありません。

それよりも苦痛なのが点滴。

ずっと針を刺しっぱなしということと腕を自由に動かせないことのストレス。
ちょっと動かしただけで血液が逆流して管が真っ赤に染まります。
その都度看護師さんが「フラッシュ」といって管の途中から注射器をつなぎ血液を体に押しやるのです。さほど痛みはないのですがビジュアル的にいい気がしません。

腕があまり自由に動かせないので本を手に持って読むこともままならないし、テレビを見るのにもお金がかかるし。
ただボーっと過ごすしかありません。
何といってもこれが苦痛です。
nurse4
せめてもの癒しが看護師さん。

点滴が正常に流れているかどうかを何度となく見に来てくれます。このような仕事は若い看護師さんの担当なのでしょうか。手つきは慣れないながらも一所懸命してくださるのが唯一の癒しです。

夕方になると主治医の先生が来てくれました。

なんと女医さんではありませんか。しかも若い。

美人というわけではありませんが愛嬌のある顔立ちです。
若い看護師さんといい若い女医さん。

地獄に仏とはこのことか。。

決して大袈裟ではありません。
精神的にもこの苦痛を少しでも和らげてくれるのはありがたいことです。

さて。

先生から血液検査の結果を見せられました。
抗生剤の点滴を始めて2日目の数値です。

「白血球の数値は15.49.7に下がりました。」

ホッ。回復に向かっている。よしよし。
しかし次の言葉で希望は打ち砕かれます。

「問題はCRPです。7.3627.23に上昇しています。」

CRPの基準値が0.00~0.30ということから計算するとなんと90倍以上

先生によれば白血球の増減のサイクルに比べ、CRPの増減のサイクルが緩やかということから上昇のタイミングも遅れてやってきたのだろうということでした。

ん?

そのCRPって何?聞いたことないけど。。

CRPとは、C-リアクティブ・プロテインの略で、炎症や組織細胞の破壊が起こると血清中に増加するたタンパク質のことです。肺炎血球(ストレプトコッカスニューモニエ)が持っているC多糖体に反応するため、C反応性タンパクと名づけられました。

だって。要するに体内で炎症が起きていると上昇する数値ってことね。たぶん。

「この数値だと絶食と点滴はしばらく続くことになりますね。経過次第では手術しなければならないかも」

えーーーっ! 手術?? 
何度も言うけど絶対にイヤ!! 

CRPの数値よ。何とか下がってください。

そう祈りながら日を過ごすことになるのでした。