やはり点滴はやっかいです。
気を使って腕を動かさないようにはしているつもりでも無意識に動かしてしまっているのか、血管から溶液が漏れてしまったようです。
左腕が少し腫れながらちょっとパンパンに張ってしまいました。
ちょっと痛い。。。

右腕に変えてもらうことになりました。
差し直しかぁ。注射は痛いからイヤだけど仕方ない。

とはいえ今回は意外とすんなり入ってくれました。
この看護師さんは注射が上手いのかな。

一息ついてベッドに横たわっていると別の看護師さんが来ました。

「採血しますね。」

また採血?
勘弁してよ~

ホント血液検査は毎日のように続いていました。
やはりCRPがあまりにも異常に高いので主治医の先生も心配してくれているんでしょう。
抗生剤が効かなければ別の治療法に変更する必要もあるのかもしれません。

ちなみに使われている抗生剤は「セフメタゾール」
聞いたことないなぁ~

イヤイヤながらも左腕から採血されたあと休んでいるとまた別の看護師さん。

「すみません。。。さっき採血した血液にかなり抗生剤の成分が混じっていたので右腕で採血し直していいですか?」

そうか。
さっきまで左腕に点滴を差していたから抗生剤の成分が混じっていたんだ。。。って、おいおい、また痛い思いせなアカンのん?

右腕の、しかも点滴を挿しているところから離れた場所で再び採血。
一体何度注射し直しているんだか。
ここまでくればもう注射も慣れっこになったかも。

夜の8時ころに主治医の先生が来てくれた。

「CRPの数値が下がりましたよ~」

ほー!

何と前日は27.23もあった CRP の値が9.62まで下がっているではありませんか。

基準値が 0.00 ~ 0.30 だからまだ32倍もあるんだけど、前回の90倍以上に比べたらかなりの効果がありました。
さすがセフメタゾール!

抗生剤の副作用

「でもね…」

ん?何か?

「肝臓の値が一気に悪くなりました」

何やて?
基準値 7 ~ 37の AST が 205 まで上昇してるがな!!

どういうことなん?

「抗生剤が体に合わなかったんでしょうね。副作用のようですから薬を変えましょう」

ということで「セフメタゾール」という薬から「ユナシン」という薬に変更されることに。
まあこちらとしては治るんであれば薬は何でもかまわないんですけど。

「まあしばらく絶食と点滴は続けなあきませんね」

ふぅ。しゃーないなぁ。

絶食はともかく、この不自由極まりない点滴どないかならんもんか。

こうして点滴と絶食の日は続くのでした。