大腸憩室炎が発症すると、その部位に集中的に強い痛みが生じます。
また下痢、発熱、血便、腹部の膨満感(張り)などを伴うこともあります。
右側の上行結腸に起きた憩室炎の場合は、急性虫垂炎(俗に言う盲腸炎)に似た症状のこともあり、憩室炎と虫垂炎の判断がつかないまま手術をされる(!!)こともあるようです。
私の場合、最初は胃が痛かったので「キャベ2」を飲んで治ると思っていたのですが、痛みは収まらないどころか次第に胃腸全体の痛みに広がってきました。
張りも出てきて「ガスが溜まっているのかも」と思い「ガスピタン」も飲みました。それも効かず痛みで苦しみながら夜を過ごしました。
朝になれば痛みは右下腹部に集中し、どうにも我慢ができなくなり救急外来で病院に駆け込みました。
体温を測ったところ、何と39度2分!
痛みが強すぎて熱が出ていることなどまったく気が付かず。。。インフルエンザでもこんな高熱を出したことがありません。
胃痛から始まり、発熱を伴って痛みが右下腹部へ移動するのは典型的な虫垂炎の症状らしく、最初は虫垂炎の疑いが強かったようですが、CTスキャンで検査してもらったところ、虫垂には異常がなく憩室が炎症を起こしているということが判り「上行結腸憩室炎」と診断されました。
(上の画像でいえば赤く囲った部分ですね)
おかげで手術されずに済みました。CTさまさまです。
虫垂炎と憩室炎の症状って良く似ているようなのできちんと検査してもらって診断してもらわなければいけませんね。