ただ憩室ができるだけの「大腸憩室症」は放置して特に問題となる病気ではなく、たとえたくさんできていたとしても症状がなければ治療の必要はないそうです。
しかし憩室に便が詰まったり細菌が入り込んだりして炎症を起こしたとき、つまり「大腸憩室炎」になったときは治療が必要になります

軽症であれば安静にして抗生剤を投与してもらえば内科的治療だけで改善するようです。しかし症状が重くなると、入院して絶食、輸液、抗生剤の投与による治療が必要になります。憩室出血の多くはこのような治療で止血するものの、大量出血が持続する場合は、血管造影や内視鏡検査施行時に止血術が行われます。
それでも改善されない場合や再発を繰り返す場合、腹膜炎や腸閉塞の場合は外科的治療(手術ですね)が必要になるそうです。

ちなみに私の場合は血液検査の結果、白血球は基準値の1.7倍、CRP(炎症や組織細胞の破壊が起こると血中に増加するタンパク質)に至っては基準値の何と25倍!ということから即入院で当分の間絶食、点滴による栄養補給、抗生剤の投与ということになりました。
不幸中の幸いというべきか、腸管の破裂まではしていなかったので手術は免れました。

ホッ。