鎮静剤について

体の中に異物を入れたことのない私にとって、肛門から内視鏡を入れて行われる検査というものには少なからず抵抗があります。

そのことを先生に告げると「眠くなる薬がありますよ」と言ってくれました。「鎮静剤」のことですね。

検査を受けたことがある人で苦痛がガマンできる範囲内であれば鎮静剤は必要ないでしょうが、私は迷わず鎮静剤を希望しました。

鎮静剤を使用すると、呼吸が弱くなったり、血圧が低くなったり、強い眠気が数時間続いてふらふらしたりすることがあるので車の運転はもちろん、自転車にも乗らないでくださいとのことでした。

痛くないのなら何でも構いません。鎮静剤希望に変わりありません。

いざ、内視鏡検査

さて、いよいよ検査のはじまりです。

まず青いパジャマのような服に着替えます。
ズボンにスリットが入っている特別な服なのでしょう。
男性なら当然のように前側にスリットがくるように穿きますが今日は大腸内視鏡検査です。肛門からカメラを入れやすいようにお尻側にスリットがくるように穿きます。何か違和感が。。。

検査室に入ると先生を含む数人の人が待ち構えています。恐ろし~!
私はベッドに右側が下になるように横になるやいなや、先生が私の左腕に注射(点滴だったかな)を打ちます。

これがあの鎮静剤というやつか。

痛くありませんように、と祈りつつ。。。

evening2

気が付けば私は別のベッドに寝ていました。
あの鎮静剤を打たれたあとは何も覚えていません。

とりあえず検査は終わっているようです。無事に検査できたのでしょうか。

看護師さんから「目が醒めましたか。気を付けて帰ってくださいね。

時計を見てびっくり。午後4時半になっているではありませんか。
検査に入ったのが午後1時。先生からは30分から45分くらいで終わると聞いていたので遅くとも2時前には終わっているはずです。ということは2時間以上寝ていたことになります。

へぇ~。鎮静剤ってそんなに効き目があるんだ。
それとも免疫のない私にとっては効き過ぎたのかもしれません。

立ってみると頭がボーっとしています。やはり相当効いたか。
頭から無数のクエスチョンマークを発しながら家路につく私でした。

とにかく検査は終わりました。あとは結果を待つのみです。